2026/02/24
こんにちは。
京都では、あちらこちらで梅の花が咲き、とてもきれいな季節になりました。
今回は、イタリア・クレモナの街についてお話しします。
日本からイタリアの主要空港であるミラノ・マルペンサ空港までは、直行便で約15時間。乗り継ぎ便を利用する場合は、18時間を超えることもあります。
クレモナはミラノとマントヴァの間に位置する小さな街で、マルペンサ空港からは電車または車で約2時間以上かかります。
街には、「クレモナ大聖堂(Cattedrale di Cremona)」や、その横にそびえ立つ高さ約112メートルの「トッラッツォ塔(Torrazzo di Cremona)」があります。
塔の中腹には直径約8メートルの巨大な天文時計があり、今もなおクレモナの時を刻み続けています。
この天文時計は、「普通の時計」と「宇宙の動き」を組み合わせた仕組みで動いています。
歯車の精密な計算によって宇宙の動きを表す天文時計。
わずかな設計の差によって音の違いを生み出すヴァイオリン製作。
どちらも、目に見えない「秩序」や「響き」を形にする、クレモナならではの精密性と芸術性の結晶です。
そしてクレモナは、ストラディバリウスやガルネリを輩出した「世界最高峰のヴァイオリン製作の都」として名を馳せてきました。
そうした名匠たちによって製作された歴史的名器が集まるのが、「ヴァイオリン博物館(Museo del Violino)」です。
この博物館では、ヴァイオリンの誕生から現代に至るまでの歩み、木材選びから完成までの製作工程を学ぶことができます。
さらに、実際の音色を体験できるコンサートや視聴スペースもあり、ヴァイオリンを「見る・知る・聴く」ことができる場所となっています。
歴史的建造物と音楽文化が自然に溶け合い、ゆったりとした時間が流れるクレモナは、訪れる人に静かな感動と温もりを与えてくれる街です。
お読みいただき、ありがとうございました。

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