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2026.04.03

【Atelier便り Vol.2】裏板の過去に施されたリタッチ部分の再調整

アトリエ便り
リタッチ

裏板に残るリタッチ跡を、自然な表情へ

今回整えたのは、裏板に残る過去に施されていたリタッチ部分です。
楽器は長い年月の間に、演奏され、受け継がれ、その度に手が加えられてきます。
そういった痕跡も楽器が歩んできた時間の一部です。
以前の修復は経年変化により周囲のニスと質感や色合いに差が生まれ、表面の印象にばらつきが出ていました。特に光の当て方によっては、補修箇所だけが浮いて見えることがあります。
今回の作業では傷を隠すのではなく、今残っているオリジナルの風合いを大切にしながら、周囲と無理なくなじむよう丁寧に整えました。

古い楽器の修復は、新しく塗って美しく見せることが目的ではなく、その楽器が重ねてきた時間を尊重しながら、これから先も自然な姿で引き継がれていくための手助けをすることです。
何かございましたら、お気軽にお問合せご相談ください。

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