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2026.06.04

都市発展の基盤となる出入口 ポルタ・モーザ

アトリエコラム

こんにちは。Atelier ShiningTailです。
アトリエのある京都は梅雨入りしたようです。
湿度が上がるとヴァイオリンの弓の毛に張りがなくなり、演奏しにくくなりますね。
ケース内の湿度は50%~60%程度に保つことが大切です。

さて、今日はクレモナにある「ポルタ・モーザ(Porta Mosa)」についてお話しようと思います。

クレモナは古くから交通や商業の重要な拠点だったため、外敵の侵入を防ぐ目的で町の周囲に城壁が築かれました。
当時、5つの城門(入り口)が設けられ、何度も拡張・改修され、街への出入りを管理していました。
街の東側(ポー川方面)に向かう主要な出入口の門が「ポルタ・モーザ」です。

中世の都市では、通行や税を管理する場所、外敵の侵入を防ぐ防御施設、街の顔となる象徴的な建造物として
とても重要な役割を果たしていました。

クレモナへの出入りの一つとして、ヴァイオリン製作に必要な木材の流通、職人や音楽家の往来があったことにより
都市発展の基盤となる出入口であったと言えるのです。

前コラムでお話した「ポー川」によって運ばれた木材や物資が、城門「ポルタ・モーザ」を通って街に入り
楽器製作の発展を支える大きな要因となったのです。

「ポルタ・モーザ」は現在残る唯一の旧市街の門の遺構であり、他の4つの門は20世紀初頭に取り壊されたとされています。
現在、周辺は緑地公園となっていますが、中世の赤レンガ城壁やアーチ状の門の形を見ることができます。

クレモナへ行く機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

Photo  by クレモナ観光局 https://www.turismocremona.it/en/parco-bastioni-di-porta-mosa

 

お読みいただき、有難うございます。

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