2026/03/22
第一回目Atelier便り
これから、日々の作業や修復のことも、コラムとして少しずつお届けしてまいります。
初回のAtelier便りは、駒の足が当たる部分に残っていた過去のニスのリタッチです。
楽器は長い年月の中で、さまざまな手を経て現在へと受け継がれていきます。
駒足まわりは楽器の中心に位置し、演奏時の視線も集まりやすい為、わずかな色味や質感の差でも全体の印象に影響しやすい箇所です。

写真の赤い丸で示した箇所が、今回リタッチを施した部分です。
時間の経過とともに周囲との調和が崩れ、塗膜の艶や色調に違和感が生じていた為、補修跡だけを目立たなくするのではなく、周囲の風合いに自然に溶け込むように丁寧に整えました。
新しく塗り替えるのではなく、既存の表情を残しつつ修復することも心掛けております。
ニスの補修は、早い段階で手を加えることで、楽器の美しさを保つことができます。
適切なメンテナンスを重ねながら、楽器を手に取る方の想いとともに歳月を重ね、
豊かな響きを育くんでいってほしいですね。
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